自由に仕事ができた時代

会社で年寄りと一緒に仕事をしていると、長々と昔話に付き合わされることがあります。
そして昔話の後には、今の社員に対する愚痴が始まります。
最近のプロジェクトは独創性がないやら、もっと積極的にならないとダメやら…
とにかく散々なダメだしばかり言います。
ただ、そんな年寄り共の昔話を聞いているとアレですね…
何かとチャレンジという言葉が好きなことに気づきます。

昔は、失敗しても何度もくじけずに再チャレンジしたものだ。

たまにこんなことを言うのですが、正直滑稽です。
再チャレンジ？なんですかそれ？
聞いている内容から察するに、
昔の社会ではある程度の失敗や曖昧な計画性が許容されていたのでしょう。
イケイケドンドンな風潮や景気も後押しして、
とにかく失敗を恐れず何でもかんでも勢いが大事な時代だったと思われます。
まあ…現代社会ではまず考えられません。
失敗するなんてもってのほかで、とにかく計画の安全・安定性を徹底的に追及されます。
とりあえずやってみろなんてものはありえなく、
無駄な会議や打ち合わせを延々と行わされるのが常です。

時代は変わってしまったのです。
それゆえ仕事の姿勢ややり方も変えなければいけません。
ただそれだけのことなのですが、一部の年寄りどもの話を聞いていると、
どうも昔の時代に置き去りにされたままのような気がしてなりません。
重鎮の年寄りどもがそういった発言をしても問題はないでしょうが、
もし同じことを新入社員が言おうものならすぐさま総バッシングをくらうでしょう。
仕事の感覚が甘すぎます。
年寄り共と一緒に仕事をしたくない理由の１つが、まさしくこういった価値観のズレです。
価値観が古すぎて使い物になりません。
もちろん中には、時代に対応したまともな年配社員もおります。
しかし反面、時代遅れの老害社員も目立ちます。
きっと昔はできた社員だったのかもしれませんが、もはや今では単なるお荷物です。
プライドと給料は高いくせに価値観は古く時代遅れ。
そういった老害社員にはなりたくないものですね。

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