飽くなきコストダウンに人員削減

業績不振により早期退職者を募集します。

企業体質改善のため〇〇までに〇〇〇〇人の人員整理を行います。

ニュースでちらほらと聞く企業のコストカット施策です。

最近ではめずらしくも何ともなくなってきました。

多くの企業では人手不足人手不足と嘆いているのに、企業のやっていることといえば飽くなきコストダウンと人員削減。

いったい、人が欲しいのかいらないのか何なんでしょうね。

もっと、皆で仕事を分け合えないのでしょうか、ワークシェアリングすることはできないのでしょうか。

人を新しく雇うよりも現存する人間に無理をさせた方がコストがかからないのは理解できます。

しかし、だからといって人を増やさないと行きつく先は企業間の我慢比べです。

どんだけ従業員から搾り取れるかだけが競争力の原点になります。

3人でやっていた仕事は2人に減らし、2人でやっていた仕事は1人に押し付ける。

数字だけ見れば大きなコストダウンになるでしょう。

しかし、社内の人間は確実に疲弊していき働くモチベーションも下がってしまいます。

人員削減が行われるのに合わせて仕事が減るのなら文句は言いません。

現実は、人を減らしつつも仕事量は変わらず、結局一人あたりの負荷は上がってしまいます。

加えて、それをこなしたところで給料が上がることはありません。

普通に考えて、仕事のモチベーションが上がるわけがありません。

結果、例えば若い世代で増えているのは会社を信用せずにプライベートを重視するタイプの人間です。

利益を追求するのに血眼な企業、企業を信用できずそっぽを向く若い世代。

まったくかみ合っておりません。

一昔前のモーレツ社員が蔓延っていた時代においては、企業と若者の利害は一致しておりました。

バカみたい働いてもらう代わりにある程度の見返りが用意されていたからです。

バカみたいに働いてもらうけれども待遇は前世代よりも大幅ダウンしますねでは働くわけがありません。

飽くなきコストダウンに人員削減、大いに結構です。

ですが、同時に何か夢のあるビジョンを労働者に提供しなければ、労働者はしらけていくばかりです。

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