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食生活の大切さを実感する


社会人になってから、とにかく買い食いが増えました。
朝飯を買い、昼は社員食堂、そして夕飯は買い食い。
会社の食堂以外の食事はすべてコンビニやスーパーで済ますのがあたりまえになりました。
外食自体は実家通いの学生時代にも珍しくなかったのですが、
実家を離れ社会人になってからは徐々に頻度が増えていき、
気づけば外食以外の選択肢がなくなるほど恒常化していました。
ただ、やはりコンビニの飯というものは体に良くないようですね。
初めの半年くらいは気にならなかったのですが、
さすがにずっとコンビニ弁当の生活をしていると、
何か味覚が麻痺していくような気がしました。
そして、長期休暇などで久しぶりに実家へ帰り、炊きたてのご飯を食べたとき、
あまりのおいしさに感動しました。
こんなときに泣きそうになったという経験は、きっと私だけじゃないはずです。
そして同時に、普段の生活に虚しさを感じるようになりました。
それじゃあ自炊すればいいじゃん。
いったいどれほど、そんな無責任な言葉を聞いたかわかりません。
早朝、それこそ冬場などは日も昇っていない時間帯に家を出て、
日付が変わることに帰宅する生活。
この生活のどこに自炊する時間があると...。
自炊する時間があるなら寝たい。
常にそう思っていました。
さらに、一度実家に帰省してからコンビニ弁当に違和感を覚えてからは、
食事に対するストレスがものすごく増えるようになりました。
なぜならば、健康に悪いかもしれないと思うようになってから、
買い食い自体にストレスを感じるようになったからです。
気にしていなかったときはどうでも良かったのですが、
一度気にしてしまうとなかなか気持ちを切り替えることができませんでした。
まさに、知らぬが仏です。
しかしながら、激務ゆえにどうすることもできない状態。
このジレンマは、ものすごいストレスでした。
体重にしても体脂肪にしても、かつてないほど増加しました。
わずか一年ほどで、15kg以上も太ったというのはいまだに信じられないことです。
こんな異常事態に対して、職場で…
お前太っているということは、まだまだ働き足りないな。
などと言われた日には、殺意に似た苛立ちを感じました。
日々太っていく体に、昔着ていた服は次々に着れなくなっていき、
ついには着れる服はコートなどの上着だけになりました。
加えて下腹とアゴ下、
それに脇や股などにかつてないほどブヨブヨした脂肪が目立つようになりました。
頭がクラクラするくらい働いて、見た目や健康は日に日に醜くなっていく。
そんな自分が、ものすごく嫌いになりました。
いつしか鏡を見なくなったので、久しぶりに自分の姿を見たときなどは、
ものすごくやるせない気持ちになっていました。
ちなみに、自分の鏡を見る機会というのは、たいていは電源の入っていないPC画面か、
黒の冷蔵庫に反射した自分の姿でした。
反射物が黒いせいか、余計にみすぼらしく見えていたような気がします。
このブタ誰だよ...。
よく、自分を見て思ったものです。
学生時代に描いていたカッコいい社会人生活の実際は、
ブクブクと太り馬車ウマのように働くだけの生活。
苛立ちを通り越して、虚しくなったものです。

次》



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