最終面接がいまいち…しかし内定が

先日、ある会社の最終面接を受けてきました。

比較的小さな、典型的な中小企業といったところでしょうか。

面接には会社の規模が小さいゆえに、最終面接には社長も同席されていました。

個人的には入社の想いは高く、 最終面接で納得のいく手ごたえが得られれば入社を決意しようと思っていました。

ところが…なぜか、しっくりこない面接でした。

待遇、仕事内容、将来のビジョン。

自分自身の思っていた内容と、どこかズレていたのです。

いつもいつも、このパターンです。

もしかすると、私の理想が高いのでしょうか?

たしかに、社長のお話はすばらしかったのですが、それが部下や末端まで伝わっていないような印象を受けました。

率直にいうと、社長は理想的なビジョンを持っているのだけれども、

部下は悲惨な労働下で必死に働いているような…

そのような不安を感じました。

ただ、そんな不安を堂々と聞けるほどの度胸もなく、

ダークな疑問点は解消されないまま面接が終了してしまいました。

最終面接では疑問はすべてスッキリするまで聞いた方が良い。

そんなことはわかっていたのですが、マイナス評価を受けたりそれが原因で落ちてしまうかもしれません。

今回はそのような不安に押しつぶされてしまいました。

 

いつからか守りに入った転職活動

転職を開始した初期のころであれば、まだ自信もタップリあったので大丈夫だったとは思います。

しかし、幾度となく書類や面接で落とされ精神力を大幅に削られた今となっては、

そのような『攻めの転職活動』はできないほど弱っていたのです。

思えば、いつから『守りの転職活動』になってしまったのでしょうか。

最初のうちは…

面接まで呼ばれても条件が合わなければコッチから願い下げだ!

などと思っていたのですが、今では何かとビクビクしている気がします。

とまあ何はともあれ、スッキリしない最終面接が終わりました。

そして一番の問題は、これからの行動をどうするかといったことです。

別に落ちてもいいかも。

正直そんな気持ちはありました。

ただ同時に、他は2次面接を控えている手駒1つだけなので、もうココで決めたいという思いもありました。

翌日、なんだかんだと考えているうちに仲介業者より結果連絡の電話がありました。

結果は…

内定!

転職活動を始めて初めての内定でした。

『今回はご縁がなかったということで』やら…

『今回は採用を見送らせていただきます』といった言葉は聞き飽きるぐらい聞いたのですが、

内定の連絡はなんといいましょうか… 慣れていなかっただけにものすごい衝撃でした。

頭の中が真っ白になって、何かがパサーと弾けたような心地よくも気持ち悪くもない爽快感を感じました。

また、自分自身の心拍数が上がっていくのもわかりました。

大方の話を聞き終えまして、内定の返事は3日以内にとのことがわかりました。

さすがにすぐに返事できるような事でもありせんので、とりあえずその日はそれで電話を終えました。

心の心境はものすごく複雑です。

シックリしなかった最終面接、しかし残る手駒は2次面接一つ。

2次面接なので最終面接ではなくあくまでも2次の面接です。

仮にこの機会を逃してその2次面接にも落ちてしまいますと、再びゼロからのスタートになりかねません。

そんな中、まず初めに私が行動したこと。

それは、とりあえず現状を整理してみようと思いました。

何が不安なのか?

それをハッキリしようと思いました。

不安なこと…

職場の雰囲気が社長の内容とは異なっている可能性が高い。

給与面など待遇に関する話が曖昧。

ものすごく褒め殺しの最終面接で、持ち上げるだけで面接が終わった。

職種と勤務地が、どうやら希望と違うらしい。

仕事内容が曖昧、ただスキルはいらないとのこと。

ズラズラといとも簡単に書き綴ることができました。

…正直、途中から自分でもわかっていました。

ここまで不安がズラズラと出てくる時点で、本当はこの会社に行きたくないのだなと。

次の職場でやっていけるどうかが不安、などの漠然とした不安ならまだしも…

具体的で確実に存在する不安がある時点でダメなのです。

ものすごく悩み続けて悩んだ結果、やはり内定を辞退しようと決意しました。

持ち駒…2次面接が一つです。

それでも、やはり後悔はしたくなかったのです。

内定の連絡を受けて2日後、辞退の連絡をしました。

とりあえず、平謝りと低姿勢を忘れず、ヘコヘコしながら電話をしました。

電話を切ると、またどうしようもない不安が襲ってきました。

明日からの仕事の気力は起きないですし、さすがに精神力も限界でした。

納得のいく転職なんて本当にできるのか?

この内定辞退は本当に正しかったのか?

いろいろと悩みは尽きませんが、とりあえずふて寝して翌日の仕事に備えました。

 

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