夢で働いて現実でも働く
頭の中が仕事のことで一杯になってくると、いつしか夢にまで仕事をするようになりました。
ヘトヘトになって家に帰り、やっとのことで就寝したと思えば…
再び職場の中へ逆戻り。
最近、こんな奇妙な現象を経験するようになりました。
もちろん、それが夢だという自覚症状はありません。
それゆえ、やけにリアルな疲労と緊張を感じることができます。
何をしゃべっているかは理解できないものの、何か罵倒されていることもしっかり理解できます。
いつもの職場に、いつもの仕事。
ぼやっとした変な感覚を覚えつつも、いつも仕事をこなしていきます。
そして、やっと仕事を終え、ホッと一息すると夢から目が覚めるのです。
目が覚めると、アレッと意識が混乱します。
仕事を終えたので、あとは帰って寝るだけなのに、なぜか既に寝ている自分に動揺します。
しかししばらくして、 初めてそれが夢であったことを自覚します。
夢であったことを自覚して最初に感じる感覚。
それは絶望です。
また今から働きにいかないといけないのか?こんなの反則だろ?
とイライラと絶望に気が滅入ります。
実際、夢による疲労は確実に体に蓄積しています。
特に精神的な疲労が大きいです。
本来、睡眠とは疲労を回復するためのものなのに、逆に睡眠で疲労しています。
まったくもって意味がわかりません。
以前はこんなことはありませんでした。
十分な睡眠時間をとると、それに比例して心身ともに回復しました。
それがいつしかでしょうか。
こんな悪夢を見るようになったのです。
時期として考えられるのは、やはり仕事で頭が一杯になりだした頃からです。
また、仕事で悩むようになった頃から、寝つきも悪くなりました。
昔に比べて、寝つきが非常に悪くなりました。
毎日、部屋の電気を消して寝ようとすると、いろいろと頭に浮かんでくるのです。
今日や明日の仕事、あるいは上司や同僚。
あれってうまいこといくのかな?明日はあの人の機嫌は直っているのだろうか?
考えたくもないのに、あれやこれやと否応にでも頭に出てくるのです。
そして、早く寝ないと明日に影響すると考えれば考えるほど、余計に寝られなくなるのです。
興奮状態と言いましょうか、逆に目がギンギンに目覚めてきます。
7時間、6時間…5時間30分。
明日の起床時間までに取れる睡眠時間が減っていくにつれて、焦りが増していきます。
疲労が溜まっているくせにいざ寝ようとすれば寝つけない。
こんな不安定な自分に、どうしようもない苛立ちを感じます。
そして、やっとのことで寝れたと思えば仕事の悪夢で夢でも労働。
そろそろ、徐々に精神が壊れてきているような気がしてきました。