若者のクルマ離れ

若者のクルマ離れ。

いつからでしょうか?メディアを中心にしばしば目にするようになった言葉です。

なんといいますか、若者の〇〇離れ全般に言えることなのですが、バカなんじゃねえか?と思うのは私だけでしょうか。

離れるも何も、最初から若者は近づくことすらできていません。

バカ高い車体に維持費、駐車場代、税金などなど。

そんなお金を、今の若者が持っていると思っているのでしょうか。

若者のクルマ離れではありません。

クルマが若者から離れているのです。

もしくは若者がクルマから離されているのです。

クルマはローンで買って自分のモノにするものだ!

そんな意見もわからなくはありません。

現に私もローンでクルマを買ったこともあります。

ただ、今の社会状況で無理なローンを組むほど若者はバカでありません。

本当に必要かどうか?お金を費やす意味があるのか?それらを真剣に考えてお金を使うかを判断します。

 

ワーキングプアの若者にも〇〇離れと言えるのか?

昨今では、ワーキングプアと呼ばれる若者だって少なくありません。

クルマ?そんなことよりも明日の生活が大事。

そういった若者も多いでしょう。

額面で15万円前後の給料、税金やら何やらを引かれると手元に残るのは雀の涙ほどの小銭。

ひどい会社になると社会保険すら払っておらず、 当の本人は働いていても社会的には無職扱い。

将来の保障はどこにもなくいつ職を失ってもおかしくない毎日。

そういったワーキングプアの若者にとって…クルマ?ばかげています。

クルマを買う意味がまったく見出せません。

決して若者に欲がないわけではありません。

内心諦めているのではなく、手に入れることができるのなら欲しい。

そう思っている若者も多いのです。

ただ、ほとんどの若者にとってクルマを購入するという行為は、自身の生活レベルを考えた場合に明らかにバランスがおかしいのです。

結局のところ、クルマなんて泣く泣く買えないのが現実です。

実際には、「泣く泣く」なんてネガティブに考えてしまうと生活が暗くなってしまうので、できるだけ気にしないようにしているだけです。

クルマだけでなく時計も服も家電も何もかも、あえて興味がないように意識して ストレスを感じないようにしているだけです。

それは別に、なんらおかしいことではないと思います。

むしろ、堅実で正常でしょう。

どこの誰が若者のクルマ離れなどと言い出したのかは知りませんが、若者のクルマ離れなどと批判する前にしっかりと世の中を見た方がよいでしょう。

お金が若者から離れて行っている

それがすべての元凶です。

若者の〇〇離れを問題するのではなく、お金の若者離れを問題にしてもらいたいものです。

実際、不思議なことに若者のお金離れはあまり議題にはあがりません。

都合が悪いのでしょうか?世代間格差を表沙汰にしたくないのでしょうか?

この情報社会、若者はすべて知っています。

そうやって都合の悪いことをうやむやにし続けているからこそ、若者からの信用も失っていくのです。

 

最近になってようやく、お金の若者離れを取り上げるメディアも増えてきました。

正直なところ、数年前からそう感じていましたので「知ってた^^;」としか思いませんが。

そういや、高須クリニックの高須院長がお金の若者離れに対して一喝したことで炎上しましたね。

あれもわざとかどうかわかりませんが、ヒドイ内容でした。

要約すると…

お金の若者離れは若者がモーレツに働いていないから!ハングリーじゃないから!

でしたっけ?

あれを見たとき…

もし本心で言っているのならコイツやべえ…

と皆が思ったことでしょう。

なぜこんなにも若者にお金が回ってこないんでしょうね。

もしかしたら、若者=貧乏とすることで大多数の中年層のガス抜きに使われていたりして。

若者こそお金を回して国家を支えてもらわないといけない存在なのですが、どうも日本では価値観が違うようです。

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