ブラック企業に勤めている友人の特徴

私にはブラック企業に勤めている友人が身近に何人かいます。

待遇も人間関係も悪い上に給料は薄給、もちろんボーナスや有給などはありません。

加えて同僚との仲は最悪で、聞いている限りですとパワハラのオンパレードです。

ひいき目で見てもかなりひどい労働環境だと言えます。

私が逆の立場なら間違いなくすぐに転職しています。

しかしながら、その友人に対して何度も何度も転職するように促しているのですが一向に聞こうとしません。

その友人が言うには、ひどい環境に長く居続けると何事にも無関心になるそうです。

こんな環境、マジメに考えたら気が狂ってしまうだろ?だからもう何も考えないんだ。

その一言が印象的でした。

なにも考えないし抵抗もしない、それゆえブラック企業から抜け出せない。

皮肉なものです。

ブラック企業を耐え抜く唯一の技術が無関心に徹することであり、それゆえにブラック企業から抜け出せないのです。

ただ心配なのは将来的にどうするのかといったことです。

歳を取ってきてパフォーマンスが落ちてきたら簡単に切り捨てられる。

そのような気がしてなりません。

そのことに関して話したりもするのですが、やはりもうどうしようもないと思っているようです。

人生を捨てているというよりは、そこまで自分の人生を真剣に考えていない印象を受けます。

何かを真剣に考えるくらいなら、楽しいことをしていた方がマシだ。

基本的にそのようなスタンスなのでしょう。

 

ブラック企業で勤められる人は従順

ブラック企業に勤めている人は、意外に文句をいわない。

そのように思うことがあります。

会社や同僚の愚痴を言っているうちはまだマシな方で、本当にブラックな環境にいるとそれすらも気づかないもしくは意識しないようになってくるのかもしれません。

たしかに私自身も、厳しい環境にいたときは自身の環境に対して何も感じていませんでした。

意識しない、思わない、それゆえ気にしない。

感覚がマヒしていたのでしょう、今ならすぐさま逃げ出すであろう環境でも文句も言わずがんばっていました。

そんな自身の経験を思い出しながらブラック企業に勤めている友人と話していると、何となく彼の心情が理解できることがあります。

まあ、理解できたところでやっぱり転職を促すことしかできないんですけどね。

 

[追記]

友人、ブラック企業をクビになりました。

まあ、最後はあっけないものでした。

散々うまい蜜を吸っておきながら、いらなくなったらすぐさまポイッです。

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