フレックスタイム制度なのに強制定時出社
フレックスタイム制度なのになぜか定時出社しないと怒られる
これ、ホントわけがわからないですよね。
こういった会社って結構多いのではないでしょうか?
特別な予定がなければ定時出社があたりまえだろうが!
以前、こんなことを言われて怒られたことがありました。
フレックスタイム制度とは?と思いつつもとりあえずは謝っておきますが、内心はモヤモヤが晴れません。
あたりまえのことですが、特別な予定がなければ定時出社しなければいけないのであれが、それはもはやフレックスタイム制度ではないと思うのです。
また、フレックスタイム制度が導入されていても出社予定時刻を前もって書いておかなければいけないのであれば、それはもはやフレックス制度ではないのです。
フレックスタイム制度とは1ヶ月単位で働く総時間を決めておき出社時間・退社時間は社員に任せる制度です
コアタイム内でフレックスに出社・退社できるからこそのフレックスタイム制度なのです。
多くの会社は名ばかりフレックスタイム制度
しかし、多くの会社ではフレックスタイム制度は本来の機能を果たしておりません。
月単位の事前申請ならまだしも、予定がなければ定時に出社しなければいけないなんてのは、もはやフレックスタイム制度とはいえません。
もちろん、フレックスタイム制度が存在していても業務の都合上早く出社しないといけない日もあるでしょう。
それは理解できます、その場合はフレックスタイム制度とはいえ各自がその時間に出社すれば良いのです。
しかしそれ以外の場合においても早く出社しろというのは、単に自身の価値観を押し付けてくる傲慢でしかありません。
自由にフレックスタイム制度を利用している社員を罵倒・説教する上司は、会社の制度を無視して独自の価値観を強要しているのです。
本来ならば職権乱用・パワハラで懲戒を受けてもおかしくない存在なのです。
そういった人間を放置していった結果が…
あの部署はフレックスタイム制度を使いやすいがこの部署は使いにくい
といったわけのわからない状態になるのです。
できないのならフレックスタイム制度なんてなくせば良い
そもそも、フレックスタイム制度をまともに機能させることができない会社なんて、フレックスタイム制度なんてなくしてしまえば良いのです。
だってそうでしょう、フレックスタイム制度を理解できていないのですから。
そんな会社はフレックスタイム制度を導入しようとしたこと自体が間違いです。
さっさとなくして、求人票からフレックスタイム制度ありの記載を削除するべきです。
求人表にはフレックス制度と書いてあるのに実は機能しておりませんでは完全に虚偽記載です。
仮にフレックスタイム制度ありと書かないことで優秀な人材が入社する機会を失ったとしても、それは単なる雇用のミスマッチです。
むしろ、求人票を偽装して騙して入社させるよりはお互いのためになるでしょう。
フレックスタイム制度を時差出勤と勘違いしている会社が多い
そもそも、なんでこんなにもフレックスタイム制度を理解していない会社が多いのでしょう。
フレックスタイムという横文字のみに惹かれたバカな上層部がノリで導入したからでしょうか?
いや、あながち間違いではないかもしれないですね。
私の会社にしても友人の会社にしても、会社の上層部が勘違いしているフレックスタイムの誤解の多くは次のようなものです。
- 朝礼やミーティングのために始業時間のみ固定することがある
- 遅く出勤してきたら定時も遅くなる
- 1日は最低8時間はいないといけない
フレックスタイム制度はコアタイム内で自由に勤務できる制度です。
始業時間を固定していてはフレックスタイム制度ではないですし、そもそも定時といった概念はありません。
遅く出勤してきたら定時も伸びるって、それって単なる時差出勤じゃないですか。
そんな会社はフレックスタイム制度ありではなく時差出勤可と書くべきでしょう。