中年は転職しづらいので都合よく利用される
歳をとるごとに、会社が潰れてしまわないかといった不安が大きくなってきました。
もちろん、若いときにも同じような気持ちになったことはあります。
しかし、当時は若かったからでしょうか?
不安に思うことはあっても、会社が潰れたら潰れたらで次を探せばいいじゃないか^^と楽観的に考えることができました。
それが歳をとってくると、どうしてでしょうか、そういった楽観的な気持ちになれなくなりました。
そんな気持ちになってしまう理由、それは日本社会は雇用の流動性が著しく低くある程度の年齢を超えてしまうと転職が難しくなる現実があるからでしょう。
あるいは、単純に年齢を重ねることで新しい環境に対応する体力・気力が衰えてきているだけかもしれません。
そういった中年の気持ちの変化は、会社は十分に把握しています。
そして、この中年の保守的な心理・不安を大いに利用します。
中年は転職しづらいだろうからとことん使い倒しても文句は言わないだろう^^
そのように思われ、会社は中年を使い倒そうとするでしょう。
つくづく卑劣だと思いますがそれが現実です。
日本の労働市場では年を取ることは悪なのです
求人票の見かけ上は年齢制限がなくても、裏ではしっかりと年齢は考慮されています。
転職しづらい中年の弱みにつけこみサービス残業を強制し、中年でいらない人間にはパワハラ、モラハラでいじめ抜く。
世界に誇る日本の労働環境です。
毎年、何人かが過労死していますが一向に変わりません。
会社に都合よく利用されないためにも
会社に都合よく利用されずに抗うには、若いうちからしっかりとした技術やノウハウを身につけるか、自身で生きていけるだけの力を身につけるしかありません。
何も考えずに会社に飼われていましたら、きっと将来は都合よく飼い殺されるかもしれません。
会社とは冷酷です。
本当にテンプレートのような仕打ちをしてきます。
子供が生まれたと同時に遠方へ出向になった友人や結婚して家を買ったと同時に海外へ赴任することになった友人もいました。
いずれの場合も共通して言えるのは、会社から逃げ場のない人間を利用しているということです。
本当に卑劣です。
卑劣ですが、抗う術をもっていないのなら仕方がありません。