転職活動は気楽にやれば良い理由
転職活動を始めようと思ったものの、うまく転職できるかが不安になる
あるいは、転職できても転職先がブラックだったらどうしようと不安になる
転職活動とは何かと不安がつきまとうものです。
しかし、転職活動を終えてみてわかったことがあります。
それは、転職活動なんてもっと気楽にやればよいのです。
これは転職活動が終わったからこそ気づけた点でもあります。
逆を言えば、転職活動中には気づけなかったことです。
受験や試験と本質的には同じ
もし、あなたの目の前に高校や大学の受験を控えた受験生がいると想像してみてください。
その受験生は試験に対してとても不安を抱いています。
あなたはこの受験生に対してどのような言葉をかけますか?
いろいろな言葉をかける人がいると思いますが、私は受験生に次の質問を投げかけ、その回答によって言葉を変えると思います。
受験勉強や対策は十分にできていますか?
話を聞いてみて、もし受験勉強や対策が不十分だと思いましたら、おそらくまずは目の前の課題をしっかり進めることを助言するでしょう。
受験勉強や対策が出来ていない状態でいくら助言したところで、根本がダメなら何の解決にもなっていないからです。
では逆に、受験勉強や対策がしっかりできている受験生にはどう助言するかと言いますと、なるようにしかならないと言うでしょう。
対策が十分できているのなら、後はなるようにしかなりません。
もしかしたら勉強していない部分がたまたま出題されて落ちるかもしれません
もしかしたら受験当日に急遽体調を崩して実力を発揮できないかもしれません
試験会場の前の席の受験生がずっと頭をボリボリと掻いていて集中力を削がれるかもしれません
でも、それらを考えたところで何も始まらないでしょう。
本質的には転職活動も同じです
転職活動の対策を怠ることはNGです、さすがにそれはあり得ません。
企業調査や求人票の精査、面接対策も何も行わずに運否天賦にまかせるのはさすがに無謀です。
しかし、それらの対策がしっかりと行えているのであれば、あとは縁の問題です。
なるようにしかなりません。
運よくホワイト企業に潜り込めるかもしれませんし、運悪くブラック企業の食い物にされるかもしれません。
いろいろな不安も出てくるかもしれませんが、そういった「もしも…もしも…」の不安は考えるだけ無駄です。
変なところに気を使わない
なぜ、気楽に転職活動をした方がよいのか?
大きなメリットとしては、無駄に精神力を浪費しないからです。
転職活動の不安に対して妄想を繰り広げると、あっと言う間に時間が過ぎるだけでなくとても疲れます。
あれは精神衛生上とてもよくありません。
あれ、本人は考え抜いた先にクタクタになって眠りこけることに達成感を得た気になるのですが、習慣になってしまいますとどこかで精神を病みます。
気楽になれない場合はどうすればよいか?
それでも、気軽に転職活動なんてできないという人はどうすればよいか?
そういったときはプロに相談してください。
それが一番手っ取り早いです。
プロとは誰か?
転職エージェントの担当員です。
さすがにその道のプロの方々ですので、おそらく悩みに対する有益な回答はしてくれると思います。
ただし、有益な回答が本人の望んでいるものとは限りません。
これは私が勘違いしていた点です。
例えば転職活動の対策が十分にできている人間には、エージェントの人間もあとはなるようにしかなりませんと答えるでしょう。
結局、それが答えなのです
以前の私は、転職エージェントの人間ならきっと魔法のような素敵な解決策を提案してくれるはずだとどこか期待していました。
しかし相手も人間です。
考えても意味のない悩みにはなるようにしかならないとしか回答できないのです。
ただ、これがおもしろいもので、プロと認識している転職エージェントの担当員に言われるとなぜか納得してしまうのです。
これが友人や両親が相手だと、きっともっと良い解決策があるはずだと懐疑的になってしまいがちなのですが、転職エージェントの担当員に言われると諦めがつくものです。
少なくとも私はプロが言っているのでそういうものなのだろうと諦めがつきました
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転職活動対策はこれでもかというくらい十分にやっておく
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対策が十分にできたらなるようになると気楽に転職活動を行う
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心配事があったらプロに相談して意見をもらう
これら3つは精神を病まずに転職活動を行ううえでとても重要です。