~はじめに~転職活動体験記について
リストラ、倒産、パワハラ、コンプライアンス違反、ワーキングプア…etc.
近年、労働者を取り巻く環境は悪化の一途をたどっています。
これが一昔前であれば…
たとえ少しくらい状況が悪くても、耐えさえすればそれなりに明るい将来が保障されていました。
しかし、今の世の中ではどうでしょう?
飽くなき利益追求の傍ら、人件費は徹底的に削減され続け…
正直なところ、雇われのサラリーマンなどいつ使い捨てられてもおかしくない世の中になってしまいました。
また、ある統計によれば、大卒新卒者が入社後3年以内に辞めてしまう割合は3割を超えており、
高卒新卒者に至っては5割、中卒新卒者に至っては7割が辞めてしまうといった結果が出ています。
俗にいう新卒後の7・5・3というやつですね。
この統計結果に対して、反射的に若者を批判する人はいつの世にも大勢いるとは思いますが、
私は若者を批判したところで、何も問題は解決しないと思います。
これらの結果があらわしているのは、若者の忍耐がなくなってしまったのではありません。
明らかな価値観の変化をあらわしています。
もはや、労働者が何も考えず企業へ勤める時代は終わったのです。
滅私奉公の精神で働くのではなく、会社は自分に何をしてくれるのかをしっかりと考え、
最適な環境で働かないといけない時代になったのです。
会社のために働くのではなく自分のために働く。
そのような価値観が浸透してからでしょうか。
最近は転職に対する敷居がどんどんと下がっていき、あまりネガティブなイメージをもたれなくなってきました。
これはとても良い傾向です。
かくいう私も、新卒後3年以内に転職しました。
今ではどういったカテゴリーかはわかりませんが、当時の言葉で言えば第2新卒といったグループです。
結局、なんだかんだで転職は完了したのですが、この転職活動というものは…
実際に始めてみますと…
結構しんどい、きびしい…精神的にとてもツライのです。
こんなにツライものなのかと、転職活動を開始して初めて実感しました。
このサイトでは、そんな自身の転職活動を通じて経験した苦労、コツ、愚痴などを綴っていきます。
ぜひとも、転職活動に疲れたときになんとなく適用に読んでください。
内容は主に転職活動の軌跡と活動中の心境になります。
転職活動を始めた当時は、転職先なんて簡単に決まって終わるんじゃないかと思っていました。
以前に比べて転職が盛んになってきているなどメディアのうたい文句に踊らされて…
浮かれた気持ちで転職活動を始めました。
しかし始めてみると、想像以上に難しいものだと実感しました。
面接ひとつを例にしても、まったく時間が取れません。
かといって退職してからの転職活動は不利になると言われ続け…
何か矛盾していないか?と思いつつ転職活動を続けていました。
誰かに相談しようにも相手がおらず、 かといって巷の転職本にはありきたりの内容しか書いておりません。
実際、転職本に書いてある平日に休みが取れない解決法を読んでみると…
何とか時間を作って面接を受けましょう
バカか?と思いながら転職本をベットに投げた日もありました。
結局、私の転職活動はかなり泥臭いものとなりました。
書類選考にはよく落ちましたし、面接にも落ちました。
相性の良い面接官もいましたし、悪い面接官もいました。
受かったかもと思った面接に落ちて、終わったと思った面接に受かったこともありました。
そんないろいろな体験を、不定期更新でまとめていきたいと思います。
基本的には時系列に載せていこうかとは思っていますが、更新の都合上、内容が飛んでいる場合があります。
不定期でそれらの間の内容もアップしていこうかと思います。
基本的な内容は日記のようなものですので、これといったアドバイスにはならないとは思いますが、
どこか共感してもらえる部分があればうれしく思います。