仕事と寝るだけの生活
帰って寝る、起きて仕事、仕事が終わり、帰って寝る。
そしてまた起きて、仕事…以後それの繰り返し。
ごくごく一般的なサラリーマンの生活です。
サラリーマンになると歳を取るのが早いなどといわれますが、それは単に毎日がつまらないからでしょう。
毎日毎日、同じことの繰り返し。
なかなかドラマのような刺激的な日々なんてありません。
同じような毎日、同じような一年を繰り返します。
しかしながら、そんな生活に嫌気がさしたところでどうこうできることもなく、ただただ同じ毎日を繰り返します。
お金のため、家族のため、自分のため。
多くのサラリーマンが何かを人質にとられ毎日嫌々働いています。
それはもう一年があっという間に過ぎ去ることでしょう。
決して時間の流れが速くなったわけではないのですが、振り返れば何も変化がないからこそ速く過ぎ去ったように思えるのです。
そんな毎日に終止符を打つにはどうしたらよいか?
答えは簡単です。
なんでもよいので人生の楽しみを見つけるのです。
毎日のささいな楽しみは人生の生きる糧になります
それが趣味であっても交遊であってもなんでもかまいません。
とにかく、何か日常に変化を与えてあげることが重要です。
そうしなければ、すぐに社会の波に飲まれてしまいます。
過労で体力はすり減っていき精神は徐々に蝕まれていきます。
加えて、過労は精神がマヒしてしまいますので、自身の疲労に気づけなくなってしまいます。
そうなると、あとはある時ポキッと精神が折れてしまいます。
社会の波に飲まれ一度でも精神がやられてしまうと、もはや生きているのか死んでいるのかもわからなくなります。
そうなると、普通の感覚に戻るのにかなりの時間を要します。
鬱の回復には時間がかかるといいますが、私の経験上あれは本当です。
鬱になるとあたりまえのことがあたりまえにできなくなります
日常の些細な楽しみを一切感じることができなくなります。
何も考えることができなくなり、鬱状態から抜け出せなくなります。
本当に恐いものです。
仕事に打ち込むことで気持ちを紛らわす人々
とはいいつつも、毎日のマンネリを紛らわす人生の楽しみなんてそうそう見つからないものです。
人生の楽しみを見つけられない人の中には、仕事に没頭することで惰性な人生を忘れようとする人もいます。
毎日がつまらない人生ほど仕事にのめり込んだ方が楽なものです。
以前の私にもそういった時期がありました。
人生の疑問を考える暇もないほど、仕事に打ち込みあえて意識しないようにするのです。
それもひとつの解決策だとは思います。
解決策だとは思いますが、自分自身の心身は大丈夫かを常に気にかけておく必要があります。
あまりに無茶をして仕事に没頭しすぎると、急に燃え尽きたように落ち込む時期があるからです。
植物を育ててみるのもよい気分転換
そういえば、私は何か毎日に変化を与えようとサボテンをを育てていた時期がありました。
趣味も交遊も時間が取れない、しかし何かお手軽な変化が欲しい。
そんな私にピッタリな趣味、それは植物を育てることでした。
しかし植物をじっくり手入れする時間はありませんので、いきついた先は必然的にサボテンでした。
科学的なことはよく知りませんが、ウソかホントかサボテンはしゃべりかけると元気になるそうです。
まあ私の場合は病んでしまいましたので、話しかけている様は確実にヤバイ人間にしか見えなかったでしょう。
加えて、結局サボテンすら枯らしてしまうほど日常の流れがわからなくなってしまい、植物栽培の趣味は終わりを告げました。