結婚すると寂しさがなくなるか否か
ずっと独身だと寂しくないかい?
たまに上司から言われます。
寂しさ、まあ寂しさはあるにはあります。
ただその寂しさは、独身だから寂しいというよりはなんだか独身とは関係なしに寂しい感じがします。
社会人になってから気づいたことの1つ。
それは、社会人は皆どことなく心に空虚感をもっているということです。
社会人になってから笑う回数が極端に減りました。
そのかわりに、自分の感情を殺し他人との折衝がうまくなりました。
それが大人になるということならばそれだけのことですが、笑わなく世渡りがうまくなってきた頃からどこか心の中に空虚感を覚えるようになりました。
そんな感覚は学生時代にはありませんでした。
学生時代の寂しさは新しい環境で友達が少ないやら何やら、どちらかといえば今の生活における寂しさだったと思うのですが、社会人になってからの寂しさは変化のない未来への虚無感といいましょうか、これからの人生で起こるイベントがだいたい予測できる虚無感に近いと思うのです。
うまく言い表せないですが、簡単に満たされることのない寂しさに感じます。
では独身でなくなったら寂しさはなくなるかと言われたら、正直なところよくわかりません。
結婚していても寂しい人はいますし、家族がいても孤立している人はいます。
ただ、独身では味わえない何らかのイベントは生じますので、刺激という意味合いではすこし寂しさがまぎれるような気もします。
そういった意味では、上司からの独身のまんまじゃ人生寂しいぞ!といった言葉もあながち間違いではないのかもしれません。
結婚か。
たしかに私の年齢だと結構な数の友人たちが結婚しています。
そして皆、結婚すると疎遠になっていきます。
結婚前はお互いに寂しさからか結構連絡を取り合えっていたのに、結婚後はそれがスッパリとなくなります。
それを踏まえますと、きっと結婚によって何か新しい刺激を得たのでしょう。
刺激のない毎日なら少しくらい連絡してきてもおかしくないですしね。
結婚か、まるで考えていない人生でしたがどこかで真剣に考えなければいけない気もしてきました。