中高生の自殺理由を独自考察
近年、中高生の自殺率は過去最高を更新し続けています。
自殺件数は減っています。
自殺件数は減っているのですが、母数の数がそれ以上に減ってきていますので自殺率で見れば増えています。
そんな中高生の自殺率の上昇ですが、理由としましては一般的に次のようなことが挙げられます。
- 学業の不振
- 家庭内の問題
- 学校の問題
- 男女の問題
まあおそらく、どれも外れてはいないでしょう。
しかし、1つだけ気になることがあるのです。
自殺する人の理由なんてどうやったらわかるのでしょうか?
死人に口なしと言いましょうか、理由なんて後付けでいくらでも付けられると思うのです。
あの人は学業で悩んでいたから自殺したに違いない?
あの人は家庭に不満があったから自殺したに違いない?
すべて推論にすぎません。
それどころか、中高生というのは思春期真っ盛りの多感な時期です。
学業で悩んだり、反抗期で家庭内不和になったり、学校に嫌気がさしたり、異性に悩んだりなんてのは、私はごくごく普通のことではないかと思うのです。
それゆえ、私は真因はまったく別のところにあるのではないかと思うのです。
自殺理由は単純に将来が暗いから
私が思う中高生の本当の自殺理由。
それはシンプルです。
将来に明るい未来が期待できないから自殺するのです
単純にそれだけだと思います。
もちろん、将来に悲観しただけで自殺することはないでしょう。
それらが根底にあり、学業不振や家庭内不和がトリガーになって自殺するのです。
えっ、そんなことで自殺かよ!中高生の楽な分際で!!
もし今、このように思ってしまった人がいましたら、それが自殺理由です。
情報社会の今、学生たちは何かと学生時代は人生で一番楽だった~と聞かされ続けます。
しかし、思い返してみてください。
本当にそんなに楽でしたか?
楽だった人はそっか~…としか言えませんが、私はそんなに楽ではなかったと思います。
当時は当時で学業・家庭・異性・将来など、悩みごとで一杯でした。
加えて、思春期なのか何なのか意味もなくイライラすることが多く、常に頭がモヤモヤしていた時期もありました。
それゆえ、後から振り返れば自由な時間があったな~などと思いつつ、当時はそんなに自由ではなかったのです。
これらを踏まえて中高生に情報を発信するのなら問題ないのですが、ほとんどの人は頭ごなしに学生は楽だ!と言ってしまっているのではないでしょうか。
そんな頭ごなしな発言を聞かされて続けれて、学生の中には…
今でさえ結構つらいのに、これが人生で一番楽ならば将来ツライわ、死ぬわ^^;
と思う人が出てきても不思議ではありません。
そんなことで死ぬのかよ!?今どきの若者って弱すぎだろ!
と思う人もいるかもしれませんが、人間はたかだか数十年でそんなに進化するものでもありません。
そんな若者を批判している人も、仮に今の若者の立場になっていたら全然違った感じ方をするでしょう。
私は若者は現代社会の写し鏡であると思っています。
それゆえ、自殺する若者が増えるということは社会がそういった雰囲気になっているということです。