転職活動は在職中か辞めてからか
企業に勤めているサラリーマンが転職活動に行うにあたり、必ず直面する問題があります。
それは、在職中に転職活動をするか一度辞めてから活動するかということです。
結論から話しますと…
在職中に活動を行うほうがよいです
なぜならば、在職中の方が経済的にゆとりがあり、
さらに現職を持っていることで精神的なゆとりが生まれるからです。
現職を辞めてから活動を行いますと、人間誰しも焦りの気持ちが芽生えてきます。
そして焦るあまり、本当はあまりよくない条件であっても、ついつい受け入れてしまう場合が多いのです。
ただ、これもケースバイケースだと思います。
激務のサラリーマンにとって、平日に面接の時間が取れるかといえばまずありえません。
もちろん、半休や有給を取れるなんてもってのほかです。
それでもまだ、同地域の企業に転職するのならなんとか工面はできるかもしれません。
問題は…
現職が激務でありながら、他都道府県へ転職したい場合です
この場合は、在職中の活動にはかなり苦労を強いられます。
私の場合はまさにこのケースでした。
実際、当日の始発で新幹線に乗り、面接が終わったらすぐさま新幹線で帰る日々でした。
あまりに時間が早い日は前泊しなければいけませんでしたし、面接が遅くなると帰るとすぐに寝る生活です。
正直、金銭面でもかなり苦労しました。
ただそれでも、辞めてから転職活動をする際のマイナス面がどうしても拭い去れなかったのです。
辞めてから転職活動をすれば、きっと時間の確保は余裕でできると思うのですが、
時間が経てば立つほど自身の立場が悪くなるという、いわば制限時間のあるような状況が嫌だったのです。
また、辞めてから転職活動を行いますと、焦って企業を選んでしまうといわれますが、
私の経験上、これは在職中に活動していても同じことが言えます。
在職中に面接を受ける場合も、平日に休む関係上どうしても回数が限られてしまいます。
そのような状況でとりあえず企業から内定をもらったりしますと、正直なところ…
もうココでいいじゃね?
と思ってしまいます。
実際、私の友人の中にはそのパターンで転職してしまった友人もいます。
活動開始初期の精神力と終盤とは別物
転職活動というのは長期戦です。
最初のうちは気力が十分にあっても、終盤になってくるとかなり精神的に疲労してしまいます。
そうなってくると、企業を選別する精度もかなりあいまいになってきます。
それゆえ、妥協の気持ちが出てくるのはごくごく自然なことなのです。
在職中に活動を行うか辞めてから行うかということに関して、一概に答えを出すことはできません。
それを決定するには、 個人の状況・性格・希望などさまざまな要因を総合的に考慮する必要があります。
もし悩まれているようでしたら、情報収集をはじめ、いろいろなタイプの人へ相談されてみることをおすすめします。
相談してもきっと、スッキリする答えは得られませんが…
それでも頭の中の整理にはなると思います。