ちょっとしたことでビクビクする毎日
仕事内容がよくわからないまま数週間が過ぎていましたが、ようやく少しずつ職場の雰囲気を把握してきました。
どうやら今の会社は教育システムや作業の平準化があまり進んでおらず、
仕事の内容は逐一ベテランの人が口伝で教えるしかない状況のようです。
〇〇があったら△△さんに聞く、◇◇に対しては☆☆さんに意見を聞く
そういった具合でしょうか。
中小企業では業務が個人商店化しやすく口伝になりやすい、とは知っていましたがまさにそれです。
そう考えますと、標準化されていない業務は各自が1から10まですべて教育していかなければいけませんので…
放置状態が長らく続いているのもうなづけます。
また、前の会社と比べると従業員数ははるかに小さい会社ですので…
社内の人間関係がものすごく狭い範囲で構築されているように感じました。
前の会社では一度すれ違うと二度と出会わない人も多々いたのですが、今の会社は全員がお互いを知っています。
言い換えれば、それだけ人間関係が濃密ともいえます。
人間関係には特に気をつけなければいけないとあらためて思いました。
実際、仕事にせよ人間関係にせよ、何かとビクビクとした毎日が続いています。
仕事でミスしたときの対応が違いすぎてビビる
最近、仕事でミスをしてしまい先輩社員へ謝りに行ったのですが、これがまたカルチャーショックでした。
以前はミスをして謝りに行くと…
なぜミスをしたのか?今度どうするのか?やる気あるのか?
そもそもなんでミスするの?仕事なめてるの?キミはお金をもらっているんだよ?もう教えないよ?
から始まり、延々と精神攻撃のような説教が続いたのですが、今の会社では…
おっ、そっか~、ミスの理由は〇〇か~、次から気を付けてね~
で終わりました。
とてもあっさりとしています。
逆に不気味さすら感じたほどです。
ただ、正直これが普通だよな…とも感じました。
キツイ職場で鍛えられていた精神力
少し愚痴になってしまいますが、前の会社だと何かと人を完膚なきまで中傷罵倒する人が多かったのです。
おそらく、皆が皆誰かに罵倒され続け、そのストレスのはけ口にまた別の人を罵倒していたのでしょう。
負の連鎖が延々と続いていたと思います。
下手に出るとはけ口の対象とされ、強気に出るとナメているとはけ口の対象にされる
ホント散々だったと思います。
もちろん、今の会社でも嫌味程度のことは言われました。
実際、私自身がそれなりの大企業からきましたので…
〇〇から転職してきたみたいだけどココは全然ちげえからな~
〇〇でやってきたとはいえここでは通用するのかな?
みたいなことを言われました。
それを聞いた別の社員さんから…
あの人、嫌味が多いけど気にしないでね
とフォローされました。
そしてフォローされたときに…
あっ、今の嫌味だったんだ
と思い返しました。
激務の職場でのあるあるなのですが、精神的にキツイ職場で慣れてしまいますと感受性がマヒします。
嫌味や叱責に対して鈍感になってしまうんですね。
いちいち細かくかまってられないといいましょうか、気にしていたら精神が死ぬのです。
ですので、軽い嫌味を言われた程度ですと、感受性がマヒしすぎて何も感じません。
ある意味、心が死んでいるのかもしれませんね。
とまあそんなかんだで、今の環境になじめるかビクビクしつつ心はどっしりと構えて毎日を過ごしています。