ウチよりもいい会社があるんじゃないの
ウチよりもいい会社があるんじゃないの?
転職活動の面接を受けた面接で何回かこの言葉を言われたことがあります。
一般的に言われている通りこの言葉はいわゆる「死亡フラグ」です。
この言葉を聞いた時点でほぼ高確率で選考落ちをしたと思ってよいかもしれません。
私自身の経験を申しますと6~7回ほど面接で言われたことがあり、1社を除きすべて落ちました。
必ず落ちるわけでもないですが高確率でアウトといったところでしょうか。
そもそも、面接官も面接官です。
こんなまわりくどく嫌味っぽく言うくらいなら、まだ…
申し訳ないけど、○○が理由なので落とさせていただきます
と言われた方がマシです。
まあ、そんなに直球で言われたらそれはそれで落ち込むとは思いますが。
ウチよりもいい会社があると思うというのは、言い換えれば…
あなたを評価してくれる会社もあると思う、まあウチは評価しないけど
と同じことです。
恋愛対象の異性に…
あなたにはもっといい人が現れると思う(まあ私は無理だけど)
と言われているようなものです。
面接官にそんな言葉を言われた時点で、もう別れ話が始まっていると思ってよいでしょう。
しかし、後がない面接者は哀れなものです。
その言葉を言われた後の面接者の行動は、私を含めてたいてい同じことをします。
とにかく弁明します。
これでもかというくらい、お互いがこんなにもマッチしているよとアピールし続けます。
客観的に見ればこっけいに見える行為ではあるのですが、当の本人は必死なのです。
ただ、面接官もそのような行為は見慣れているので動揺することはありません。
たいていは丁重に対応してくれます、そして後日…
優しい言葉が添えられた不採用通知を送ってきてくれます
はっきりいって残酷です。
会社側の立場もわかります。
特に消費者を相手にする製造系のメーカーの場合、面接者もお客さんの一人です。
相手の気分を害することなく落とさせる努力をあれやこれやと考えていることでしょう。
それなので、面接者に対して回りくどい死亡フラグを立てること自体は悪いことではないのです。
ただ、面接者にはこの言葉は堪えるものです。
私も選考落ちを重ね続けた日々を送った矢先の面接でこの言葉を聞くと…
ウチよりもっと良い会社っていったいどこなんだよ!紹介してくれよ!
としばしば思ったものです。