求人票を見るときの注意
求人票を見るときに注意したいこと。
それは、気持ちの高ぶりを抑えることです。
転職が仕方がなくてどうしようもないときに求人票を見ると、普段の何倍も魅力的に見えてしまいます。
こればかりは、心理的に仕方のないことです。
現在の環境が苦しければ苦しいほど、どんな求人票も輝いて見えることでしょう。
隣の芝は青く見えるとは本当によく言ったものです。
ですがやはり、簡易な応募には注意が必要です。
求人票とは人事部がしかけた釣り針です
みすぼらしく見せることはないでしょうし、多少の脚色もなされているでしょう。
ですので、どこの企業も求人票とは輝いて見えるものです。
そして、わらをもすがる思いの転職者がそれを見たら、まさに神の救いのように見えてしまいます。
おおげさではなく、本当にそう思ってしまうのです。
なんだ~、他の企業って意外とホワイト企業ばかりじゃないか
今の職場で我慢しているのがバカだっただな、周りはホワイト企業ばかりじゃないか
本当にこんな気持ちになってしまします。
実際私自身も、見事なまでに釣り針に食いついた1人です。
求人票を見た途端に気持ちが晴れ晴れとし何かを悟ったようにスッキリとしました。
求人票を見ただけでその仕事をしている自分をイメージし、理想の生活を妄想しました。
それほど、求人票を見るのは心地の良いものなのです。
理想を抱いて面接でボコボコにされるまでがお家芸
求人票で理想の生活を抱いて高ようした気持ちは、たいていは面接時に打ち砕かれます。
現実の社員に会い、いろいろと具体的な話を聞いていると…
なんだかイメージとは違うし、聞いていた話と全然違うじゃないか
とボコボコにされるのはよくある話です。
むしろ、本性をさらけ出して打ちのめしてくれるだけまだマシです。
これがブラック企業でしたら、騙されて入社するまで猫かぶっているかもしれません。
理想と現実とのギャップ、さらには現実に対する妥協点。
それが転職活動における重要な課題の一つです。
きれば妥協したくはないのですが、それでも妥協をせまられるとき。
転職活動ではそんな状況があたりまえのようにやってきます。
後悔なく妥協できる境界線。
定めるのは非常に難しいところですが、何も考えないよりはある程度の目安を決めておいたほうがいいでしょう。
でないと、理想ばかりを掲げるブラック企業しか選択肢に残らず、ブラック企業に食われてしまいます。
そうなると、どうしようもない後悔に襲われるかもしれません。
そうなってしまっては、手遅れです。
本当に、手遅れです。