人気のない業界はなぜ不人気なのか?
業界には人気と不人気の業界とがあります。
最近ではネットの発達もあってか、より一層それらの人気不人気が明確になってきました。
となると、不人気の業界なんて誰も行きたくないのはあたりまえです。
なんで人気がないのか?
理由はいろいろあると思いますが、
- 労働時間が長いわりに給料が少ない
- 労働時間が長いわりに休みが少ない
- 労働時間が長いわりに専門スキルが身につかない
などが主な理由ではないでしょうか。
すべてに共通しているのが、やはり労働時間の長さです。
労働時間が長いのに給料も安い休みも少ない、専門スキルも見につかないとなれば人気になるはずがありません。
飲食・小売業界の友人が馬車馬のように働かされている
私は飲食・小売業界が非常に嫌いです。
仕事内容自体が嫌いなのではありません。
どこの会社も労働に関するコンプライアンスがほぼ守られていないからです。
実際にその業界にいる友人たちは、皆あたりまえのようにサービス残業・サービス休日出勤を繰り返しています。
そして誰に聞いても…
まあウチの業界だと別にあたりまえのことだからね
と皆、あきらめに似た感覚で働いています。
いや、あきらめではなくそれがあたりまえとして働いています。
もはや、洗脳といえるでしょう。
低賃金の上に休日が少なく、サービス残業があたりまえ。
明日への希望も何もあったものではありません。
もう違う業界に転職した方がいいんじゃない?ということもありますが、
一度そういった業界、会社に入ってしまうと、なかなか抜け出せないのも事実です。
古くからの友人が1人、そんな業界に嫌気をさして仕事を辞め、異業種への転職活動をしましたが…
結局、1年経っても仕事が見つからず元居た業界へ出戻りしていました。
出戻りした後は、やはりブラックな環境で働いています。
ブラックな会社が多い業界にいれば、抜け出しても次の会社もブラックな可能性が高いのです
そういった負のスパイラルを恐れて、 多くの求職者はそういった業界へ二の足を踏んでしまうのだと思います。
業界に人気がないのは、業界全体にブラック企業ループと使い捨ての風潮が蔓延っているからです。