求人票の嘘を見抜くのは不可能
求人票の嘘を見抜くのは転職活動をする上でとても重要なことです。
しかしながら、嘘を完全に見抜くのはやはり無理かもしれない。
最近、そう思うようになってきました。
応募したい会社に本音で話してくれる友人知人が在籍しているなどのレアケースを除き、
ほとんどの会社は転職者にとって完全なブラックボックスです。
ブラックボックスなのですから、結局のところ推測を立てることはできても確信を持つことはできません。
ブラックボックスな部分はいくら推測を立てようとブラックボックスなままなのです。
また、面接で見抜くにしても、面接官が求人票の嘘に対して悪気を感じていない場合が多いので無意味です。
確信犯といいましょうか、求人票に嘘を書くのがあたりまえと思っている人も大勢います。
罪悪感なんてありません、ケロッとしています。
そういった人は嘘をあたりまえ且つ自然につくので、本当に見極めが難しいものです。
不自然なところがなくスッキリとした面接官の返答ほど、本当は一番危ないのかもしれません。
ただこんなことをいうと、不自然な面接官はそれはそれであやしく、不自然でない面接官は確信犯であやしいと…
結局すべての面接官があやしく思えてしまうので話しになりません。
やはり求人票だけがすべてじゃないからね~、そこまはまあいろいろだよ
という不自然な返答をする面接官の会社より…
いや、ウチは求人票のとおりだよ安心して!
という面接官のいる会社の方がブラック企業だということも存分に考えられます。
後者がブラック企業だった場合は、もはやその面接官はサイコか何かヤバイ精神に達しているといえるでしょう。
刑事罰でもない限り改善は不可能
求人票の虚偽記載。
もう、この問題は刑事罰でも導入しない限り解決しないでしょう。
程度に関わらず求人票の虚偽記載は刑事罰で重罪に処す
といった法律でもできない限り、もう現状の自浄作用は皆無でしょう。
今でも一応の罰則はありますが、あまりにもザルすぎます。
食品にたとえると…
とっくに賞味期限の切れた食材だけれども、賞味期限をごまかして店頭に置いとくね
と言っているのと同じです。
産地偽装くらいでしたら、まだ一応同じような味はするでしょうが…コレは腐っているのです!
求人票の虚偽記載はコレと同レベルです。
産地偽装のレベルではありません。
しかしこれが食品販売で実行されたら、消費者が食中毒になり一大事になります。
その後、営業停止や経営者が罰せられるのは必然の流れです。
でもこれが転職活動となると、転職者が食中毒(=鬱)になろうが何になろうが問題視されません。
この差は、あきらかに罰則の差によるものです。
労働者は労務問題に関して笑ってしまうほど軽視されています
そんなの真面目に守っていたら会社が潰れてしまう?
そんな企業は潰れてしまえばよいのです。
なんでそんな未完全な会社を存続させるために、労働者が奴隷にならないといけないのでしょうか。