苦労して入った会社ほど辞めにくい

転職したい、でも今の会社も苦労して入ったので簡単には辞められない。

こういったジレンマに悩む人は多いと思います。

かくいう私もこの悩みを長らくかかえていました。

なんだかんだいって入社するのに苦労した会社なので、転職してしまったらこれまでの努力はいったい何なのか?

そう思ってしまうのです。

また、今の状況をこんなはずじゃなかったと後悔する反面…

今いる会社から抜け出した後、どうなってしまうのかを非常に恐れます。

会社なんていくらでもあるから辞めて探せばいいじゃない

とアドバイスしてくれる人もいるでしょう。

しかし、ある種のプライドや意地が邪魔をしているといいましょうか、

なかなかそのような忠告に素直に従うことができないのです。

加えて、そんなアドバイスをしてくる人が自分よりも楽な人生を送ってきた場合などは、

なおさら従うことができないものです。

あなたには私の気持ちはわからない…だって就職活動で苦労してないでしょ?

そう思ってしまうのです。

ホント周りから見たらどうしようもなく面倒な存在だと思います。

 

結局はどちらか決めなければいけません

とはいえ、悩んだまま生涯過ごすわけにはいきませんので、最終的には自身で判断を下さなければいけません。

判断することは2つのどちらかを選ぶこと、いたってシンプルです。

1つ目は、我慢して会社にしがみつくことです。

プライドが邪魔をする限り、簡単に会社は辞められないでしょう。

加えて、日本ではステップアップの転職などほとんど見込めません。

また、苦労して入った度合いにもよりますが…

無意識なプライドが身につくほどの会社であれば、それ以上の会社というのはなかなか見つからないでしょう。

仮に転職できたとしても、プライドとの葛藤はその後も生涯続くことになります。

それならば、いっそのこと今の会社にしがみつき、自身のプライドを維持した方が賢明かもしれません。

2つ目は、プライドを捨ててしまうことです。

いままでの苦労、努力。

それらはなかなか捨てられない功績ではありますが、それらをスッパリと忘れて次に切り替えるのです。

プライドを捨てて、半ば開き直った状態になると、案外それはそれで楽なものです。

良い意味で開き直り、悪い意味で諦めといったところでしょうか。

もちろん、プライドが中途半端に捨てきれずに残っていれば、過去の友人や同僚には会いたくなくなるかもしれません。

偶然会ってしまうと、負い目を感じるかもしれません。

しかしながら仕方がありません。

会社が倒産したとでも思うしかありません。

ときには思い切って過去をリセットする。

それはそれで重要なものです。

我慢するかプライドを捨てるか、これらの2択は必ずどちらかを選ばなければいけません。

例外的に、プライドを持ったまま魅力ある会社へ転職する人もおりますが、まあ例外です。

 

最悪なのはプライドを持ったまま転職すること

最も最悪なのは、プライドを持ったまま次の会社へ転職してしまうことです。

ステップダウンの転職なのに、気持ちはステップアップのつもりで転職する。

意気込みとしては悪くないのですが、一歩間違えば次の会社でグチグチと愚痴をいう人になりかねません。

またどこかで記事を書きたいと思いますが…

前の会社では~と転職前の会社のことをイチイチ取り上げて愚痴を挙げるタイプは最も嫌われます

転職することは悪いことではないのですが、変に今の会社にプライドがある人は要注意です。

 

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