求人票の建前と本音

世の中にはさまざまな求人の発信源があります。

そして、転職活動を行う際には必ずこれらの情報源からの求人票に目を通すことになります。

ここで、極端なことをあえて書きます。

求人票の内容なんて信用しないでください

基本的に100%本当のことを書いてあることなんてありません。

程度の差はあれ、何らかの嘘が混ざっています。

そして、嘘を混ぜてでもキレイに見せている求人票ですので、求職者にはとても魅力的な求人票に見えます。

実際、隣の芝生は青く見えるということわざのごとく、他の会社の求人票を見ると…

なぜかどれもこれもとても素晴らしい求人に見えてしまいます。

そして、よさそうな求人票を見つけては、休職者はいろいろと妄想を繰り返します。

求人票を見るのって、本当に楽しいですね。

妄想が捗ります。

しかしながら、私たちが生きているのは妄想の世界でもキレイごとの世界でもありません。

残酷な現実社会です。

現実から目を背けたくなるのはわかりますが、しっかりと現実を直視しなければいけません。

その勤務時間・残業・休日ははたして本当ですか?

記載されている情報は信用できるものですか?

証明できる人などいないでしょう。

ましてや求職者がその企業の実態を知る術なんてものはかなり限られてきます。

せいぜいできることといったら…

くらいでしょうか。

3つ目の実際にその企業で働いている人にツテがあればかなり強力な情報になりますが、

なかなかそんな偶然に知人が勤めていることは稀でしょう。

 

求人票の虚偽記載が横行している実情が異常

そもそも、求人票の虚偽記載が横行している時点でこの国は異常です。

公に詐欺を認めているようなものです。

なんでこんなヒドイ実情になっているのか?

理由は簡単です。

虚偽記載をすれば人が集まりやすいうえ、罰則も大したことがないからです

これは囚人のジレンマと同じような状況です。

誰かが出し抜いて虚偽をしたからこそ、同じように虚偽をしないと太刀打ちできないのです。

ホント…一番最初に虚偽記載を実行した企業は大罪です。

そして同じくらい、この状況を延々と放置している国も同罪です。

こんなことが許されて良いのなら…

飲食店で500円とメニューに書いておいて5000円を請求しても良いことになってしまいます

でもその場合は、ボッタクリで通報されてお店が終わりますよね。

ではなぜ転職市場では通報されないのか?

簡単です。

雇用の流動性が低いので労働者が泣き寝入りしないといけないからです

仮に法的な手段で抵抗したところで、長い年月と労力をかけて疲弊した後、職を失って終わりです。

いや…ダメでしょこれ。

 

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