鬱とは本当に恐いもの

経験上、鬱というのは本当に恐いものです。

気づかないうちに進行して自覚症状がありません。

楽しかったことが楽しくなくなり、常にボーッとモヤがかかったような感覚に見舞われます。

他人と会うのがおっくうになります。

あと、無性に眠たくなります。

ひどいときですと、休日に起きたら夕方…なんてこともありました。

食欲はあまりなく、食事をするとなぜか泣きたくなることもあります。

食べて働いて食べて働いて…なんだこの人生?

なんて考えが頭によぎるんですね。

また、鬱になると週末に気持ちがモヤモヤすることが多くなります。

サザエさん症候群に似たような感覚がずっと続くようなイメージです。

平日は、ただただ何も考えず仕事に没頭していればよいのですが、週末はいろいろと考えてしまうからでしょう。

一番気持ちが楽になるのは、金曜日の仕事終わりです。

仕事でほどよく脳がマヒしている状態(=いろいろと考え事をしない)にもかかわらず明日は休み。

最高に気分が晴れやかになります。

ただそれが土曜日になるとモヤモヤっとしてくるんですね。

いろいろと考え事をして鬱になるのです。

趣味に没頭したり、友人と遊びに行ったりすればよいのでは?と思うのは健常者の発想です。

鬱になるとそういった感情はまったく生まれません。

それゆえ、健常者からみれば鬱の人間は怠けている、あるいはヤル気がないだけの人間に見えてしまうでしょう。

気分転換もロクにやろうとしないのに気分が晴れないなんてあたりまえだろ!理解できない!

健常者にこう言われてしまうのが関の山です。

でも、何をするにも億劫になるのが鬱なのです。

 

鬱は絶対に健常者には理解されない

今現在、私は鬱ではありません。

そんな私でも、鬱っぽい人を見かけると、この人は鬱なのかヤル気がないだけなのかわからないことがあります。

過去に鬱の経験がある私でさえコレです。

おそらく、鬱の経験のない人にとっては、鬱の状態というのはまったく理解することはできないでしょう。

最近、鬱という言葉は以前に比べて市民権を得たように思えます。

ただ同時に、市民権を得たがゆえに軽く見られている気がします。

世の中には、サービス残業、ブラック企業、過労死…

などなど、市民権は得たものの軽く見られている言葉が多々あります。

本来は…

なのですが、どうも軽く見られている気がしてなりません。

鬱も同じです。

鬱というのは精神的に死んでいるようなもので、いわば仮死状態です。

異常も異常、とてもマズイ状態なのです。

 

自分の限界をあらかじめ知っておくことが重要

鬱に一度でもなってしまうと、心が死んでしまいどうすることもできなくなります。

それゆえ、鬱にはなってしまった時点でアウトなのです。

ではどうすればよいのか。

答えは簡単です。

鬱になるまえにドクターストップをかけるしかありません。

そのためには、これ以上我慢してはマズイという自身の器を知っておくことです。

私自身を例に挙げますと、私は血便か意識が飛ぶかのいずれかを経験したら限界だなと思っていました。

私の場合はそれがたまたま同じ日にやってきましたので、わかりやすいといえばわかりやすい限界でした。

決して鬱をなめてはいけません。

一度壊れると、完全に取り戻すのに数年はかかります。

自分だけは大丈夫。

その考えも危険です。

自分が鬱になるなんてまずないだろうなと思っていた私も、結局は知らずのうちに鬱になっていたのですから。

自覚症状はありません。

さらに…

自分が鬱だったと自覚できたのは鬱から回復した後のことです

本当に恐いものです。

 

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