圧迫面接は堪える
圧迫面接は精神的に堪えます。
何が堪えるかといいますと、ただただめんどくさいのです。
在職中に転職活動をしているサラリーマンにとって、時間を工面して面接を受けに行くのは困難を極めます。
それだけで、かなりの精神力や体力を消費します。
そのような精神的なグロッキーな状態で圧迫面接を受けてしまうと…
おいおい、あんなにがんばって工面して面接を受けに来たのにコレかよ
と、正直ガッカリするのです。
たしかに、ストレス耐性を見るという圧迫面接の趣旨自体は理解できます。
しかしそれは、面接を受けに来る人達の条件がほぼ同じである新卒面接だけにしてほしいです。
転職活動では、個人によって自由に使える時間・余力にあまりにも差があります。
それゆえ、圧迫面接をしたところで…
その人がどんな状態で面接を受けに来たかがわからない以上、まったく無意味だと思うのです。
もしかしたらある人は、十分な休息を取って面接を受けに来ているかもしれません。
またある人は、激務で睡眠時間もロクに取らないまま、無理して面接に来ているかもしれません。
人それぞれ環境が違いますので、圧迫面接などという不自然なストレスチェックはやめるべきなのです。
正直、面接を受ける側からしたら気分が悪くなるだけです。
自己満足の圧迫面接など滅びたらいい
私は、在職中に面接に受けに来ている人はそれだけで十分にストレス耐性があると思うのです。
現職を維持しながら面接日時を工面し、できるだけ業務に支障がないように面接に受けにくる。
それだけで十分ではないでしょうか?
そもそも、圧迫面接を行う人はいったいどんなにできた人間で人生経験が豊富なのでしょう?
在職中の転職活動の経験はあるのでしょうか?
これがもし…
生え抜きでひとつの会社しか経験していないような人間だったとしたら、それほどバカなことはありません。
生え抜きの社員はそれはそれで潰れずにずっとやってきたので立派かもしれません。
しかし、生え抜き社員には転職活動をしている人の気持ちはわかりません。
新卒で入社してがんばってみたものの、あるとき…
あっ、このままこの会社にしがみついても未来がないかもしれない
と感じる絶望感。
これはきっと理解できないでしょう。
結局、自己満足の圧迫面接などさっさとやめるべきなのです。
どうせ、今後景気が回復することがあって、完全な買い手市場がやってくるようなことがあれば…
一気に手のひらを返して圧迫面接をやめるのでしょう?
調子のよいものです。