面接日時の確保
転職活動で企業の書類選考を通過すると次はいよいよ面接が待ち受けています。
そして同時に、転職活動で最も苦労を労する局面がやってきます。
そう、面接日時の確保です。
たいていの面接は、平日に行われます。
稀に土日にも面接をしている企業もありますが、たいがいは平日です。
そして、この平日の確保が現職を持っているサラリーマンにとっては至難の業です。
週末ですら確保が難しいときすらあるのに、ましてや平日などとなると大半のサラリーマンは四苦八苦します。
とくに、激務のサラリーマンなどにとっては、ほぼ不可能な状況といっても過言ではありません。
そんな困難な状況な中、先方からは非情な選択肢を迫られます。
以下の日時から、ご都合の良い日時をご連絡ください
○月△△日(水) 13:00~
○月△◇日(月) 14:00~
◇月○○日(金) 14:00~
たいていのサラリーマンは、即答で答えることでしょう。
無理、ぜったいに無理です
平日でも、面接の開始時刻が23時とかだと参加可能です。
もちろん、そんな異常な企業は皆無です。
もしあったとしても、逆にブラック臭がして近寄れません。
それに、平日の休み確保をせまられるのと同時にたいて…
日時を一週間以内にご連絡ください
などと納期を迫られます。
思わず発狂しそうになります。
この現職と転職活動の板ばさみこそが、転職活動の最も苦労することであり精神をすり減らす要因です。
最終的には、何としてでも休みを確保しなければ前に進めないのですが、どうも腑に落ちません。
たかが転職活動の面接を設定するだけで、なぜこんなにも苦労しないといけないでしょう?
どれもこれもあってないような有給のせい
こんなに転職活動の面接設定に苦労する元凶。
それは有給取得制度が実質的に形骸化していることにあります。
有給休暇がしっかりと機能していれば、有給を使って面接を設定すればよいだけなのです。
現に、年に20日もの有給が使用できれば、転職活動はそれなりにスムーズに進めることができるでしょう。
そんなに有給が取得できるのなら、そんなホワイト企業からは転職しない
それも一理あります。
それゆえ、ホワイト企業からは抜け出しやすくブラック企業からは抜け出しにくいのが現状でもあります。
まあ、世界的に見ても有給取得率がワースト1の日本らしいですね。
ブラジル・フランス・スペイン・オーストリア・香港などなど、世界中の様々な国の有給取得率が100%なのに対し、
日本は圧巻の50%で最下位。
さすがです。
Coolジャパンすぎて笑いが出てきます