本当に転職すべきかどうかを考える
今の世の中、転職に対する敷居は以前とは比べ物にならないくらい低くなってきています。
しかし、ひとつだけ注意しなければいけないことがあります。
それは、現状の問題を解決するには…
はたして転職という選択肢で本当に正しいのか?
ということです。
安易な転職は後悔の元などといわれていますが、実際のところ…
安易に転職して後悔している人々は世の中に大勢存在します。
私の友人にも何人かいます。
私はどうも最近、メディアによって…
まるで転職がすべてを解決する魔法のツールが何かのように宣伝されている気がするのです
もちろん、転職すること自体は悪いことではないでしょう。
しかし、転職は非常にリスクを伴う行動です。
そのリスクを知ったうえでなら良いのですが、それを軽視して転職してしまうと後々後悔するかもしれません。
転職を後悔している友人のケースはまたどこかで紹介したいと思いますが、
転職がうまくいかなかった場合は本当に悲惨なのです。
そもそも中途の求人に良求人は少ないもの
転職活動に出回る中途入社の求人なのですが、あれにはあまり期待するべきではありません。
わざわざ中途採用の求人を出す企業というのは…
例外こそあれど何らかの負の理由を持っています
給料、人間関係、仕事のすべてが最高で天国のような職場が転職者の募集をかけるでしょうか?
私が会社の人事なら、まずは社内の人材から異動を考えます。
社内の他部署の人間が苦労している中、わざわざ楽な部署へ中途入社の人間を入れないでしょう。
それが人情というものです。
結局、中途の求人票の背景にはたいてい、人間関係や仕事に対して後ろめたい何かがあります。
転職活動中というのは、どうしても隣の芝が青く見えてしまうものです。
しかし実際、今自分のいる環境が…
もしかしたら他の誰かからは青い芝に見えているかもしれません
先の言葉に戻りますが、やはり安易な転職はリスクが高いものです。
もしかしたら、現職を続けていくことが一番幸せな場合もあります。
転職活動を始めることで、あらためて今の環境が恵まれていることに気づいた。
そのような場合もあると思います。
大切なのは、とにかく現状が嫌だから転職するというのではなく、
何のために転職するのかをじっくりと考えることです。
これが、意外に簡単なようで難しいものなのです。