雑用を繰り返す日々

まさにそんな状況でしょうか。

背景や詳細を教えられることなく、ただただ雑用のような仕事を繰り返す日々を過ごしています。

また、隣の部署も忙しいようで、今の部署の仕事が終われば隣の部署に派遣され、それが終わればまた別のといった具合にあちらこちらの雑用要因として駆り出されています。

周りの中途入社の社員さんの中には早くも…

と愚痴を言い始める人も出てきました。

まあでも、愚痴を言ったところでどうしようもありません。

私たちはヘッドハンティングではなく、あくまでも補充要因としての中途社員です。

文句を言える立場でもありませんし、何の実力も権限もありません。

ゆえにここから抜け出すには、とりあえず下積みとして雑用を延々とこなすのみです。

何かわからない書類をまとめ、データを整理し、メールを送る。

雑用といえばそれまでですが、業務ですので割り切って黙々と仕事をしています。

そういえば新卒時にも、ひたすらコピーと書類整理の雑用をやらされた時期があったな～などと昔を思い出すこともあります。

たらい回しを逆手に取る

いろいろな部署に転々と派遣されて雑用を繰り返す。

そんな雑用に嫌気がさす人も出てきていますが、私は逆にそんなたらい回しが好機だと思いました。

中途入社の人間には社内に知っている人がいないため、社内の人脈は皆無です。

それゆえ、せっかくたらい回しにされるのなら、少しでも多くの人に顔を覚えてもらい人脈を広げようと思うのです。

まずは社内での信頼を構築し人脈を広げよう。

そう思いながら、全力で雑用に取り組んでいます。

また、実際にいろいろな部署を転々と回ってみますと、会社全体の人間模様が見えて面白くもあります。

組織全体は、どうやら私の想像以上に未熟なようです。

各自の業務が標準化されておらず、個人商店のように業務知識が各担当者頼みになっています。

それゆえ、良い意味でも悪い意味でもムラがある職場といったところでしょうか。

ただ、どの部署にたらい回しにされても、前職とは違ってどちらかといえば優しい人が多いように思えます。

いきなり怒鳴られることもなければ、嫌味を言われることもありません。

重箱の隅をつつくようにミスを指摘され、それに対して延々と説教をされることもありません。

まあ、まだ油断は禁物ですが、とりあえずはホッとしています。