友人たちの転職成功率は約5割
後になって知ったのですが、私が転職活動を行っていた時、ちょうど同じくして昔の同級生が何人か転職活動をしていました。
もっとお互いに連絡を取り合っていれば情報交換をして協力し合えたと思うのですが、なかなか転職活動は表だって言えないと言いましょうか、友人達の転職活動は事後報告にて知りました。
あとは、赤信号みんなで渡れば恐くないの精神でしょうか、誰かが先だって転職活動を始めると、それにつられるように転職活動を始める友人たちもいました。
結果、皆どうなったかといいますと…
ちょうど5割くらいの友人たちは今の職場に満足しています
残りの5割は再び転職しそうなくらい不満が溜まっています
不満の内容は皆同じで…
- こんなはずではなかった、こんな職場だとは思わなかった
- 面接のときは期待されているような口ぶりだったが、入社してからの扱いがひどい
- 人手不足の職場に入れられて前職よりもはるかに忙しくなった
- 中途入社の扱いがひどく生え抜き社員の使い捨て駒として扱われる
ほとんどこういった内容です。
一方、私を含めて前職で過労自殺しそうだった人は皆、特にそこまでの不満はなさそうです。
これも理由はたいてい同じで…
- たしかに今も忙しいけれども昔ほどじゃない
- 今もツライといえばツライけれども、昔に戻れと言われれば絶対に嫌だ
- 怒られてもあまり怒られている気がしないのでマシ
- 以前のような地獄ではないので多少の問題はどうでもよい
こういった内容を言っています。
私を含めた前職がトラウマになっている人間は、相対的にどんな職場でもマシと感じる傾向があります。
ただし、1人だけ例外がありました。
前職が私たちと同じくらい厳しい職場だったのにも関わらず、次の職場にも不満がある友人がいました。
ブラック企業ループと言いましょうか、ブラック企業の次も運悪くブラック企業だったみたいです。
ちなみにその後、その友人とは連絡がつかずそれっきりとなりました。
その友人の件もあり、私たちは不満が言えるだけまだ恵まれているのかもしれません。
私が言うのもなんですが、本当は転職活動なんてしない方がよいのです。
新卒で入社した会社に定年まで勤めあげる。
それが一番良いのです。
やりたいことができない?やりがいがない?
そんなものは別に気にしなくてよいのです。
一部の才覚溢れた人を除いて、多くの凡人はお金さえ得られれば十分です。
自己実現ややりがいなんていりません。
お金を得て安定した地位を気づき、職場に受け入れられて後輩を教育して皆に認められるベテラン社員として勤めあげる。
それで十分ではないでしょうか。
自己実現は、仕事外のプライベートで思う存分追及すればよいのです。
もしくは、誰からも認められるほどの実力があるのならば追求すれば良いのです。
一度死んでいるようなものなので気持ちが楽
私の場合は、前職では徐々に身体的精神的に限界が近づいてきて、体重は20㎏以上増えたり、過労からメニエール病っぽいものを発病して常にめまいと吐き気に悩まされ、血便は出るわ情緒不安定で急に泣き出すわで…
転職活動をしなければおそらく過労自殺していたでしょう。
やりたいことをやりたいから辞めるやら、ここでは成長が見込めないから辞めるなどではなく、単純にこのままだと過労自殺するから辞めるといった動機から転職しました。
言うなれば一度死んでいるようなものなのです。
一度死んでいますので、別に今の環境がどうであれ結構どうでもよいと思っています。
友人の「転職後もやりたいことができていない」系の愚痴にも、相槌を打ちはしますが内心は…
周りに愚痴を言えるだけまだマシじゃないかと思ってしまいます。
友人達と話していても、私と同じような境遇で転職した友人には共通したものを感じます。
どうせあのままだと自殺していたから別になんでもいいよ
皆、この言葉をよく口にします。
新卒時に戻れるのなら…
今の境遇に悔いがないかと言えば、実はそうでもありません。
転職活動自体には悔いはありません、それはたしかです。
しかしながら、新卒時の就職活動には若干の悔いがあるのです。
中途入社をほとんど行っていないホワイト企業。
今ならいつくか知っています。
ときどき、新卒時にそういった企業を目指しておけばよかったなと思うことはあります。
当時はそういったことには目もくれず、四季報の平均年収や仕事内容ばかりを追っていました。
まあ、若気の至りですね。
仕事を選ぶ基準がズレていて、つくづくバカだったなと思います
中小企業と大企業なら、大企業の方が優良な労働条件である場合が多い。
そこまではあながち間違っていなかったのですが…
大企業にはブラック企業なんて存在しないと思っていたのは大きな間違いでした。
大手ブラックなんてそこらじゅうにありますし、ブラックで使いつぶしているからこそ会社も大きくなってきたのです。
もし就職活動当時に戻れるのなら、企業を選ぶ基準も少し変えていたと思います。