出世には会社年齢が必要というトラップ

今の会社に入ってから2年が経ちました。

月日が経つのは長いような早いような、なかなかいろいろあった2年でした。

そして再び、査定の季節がやってきました。

前回はバカみたいに残業した挙句に標準査定、加えて昇給額が2000円といった内容でした。

では今回はどうかと言いますと、やはり標準査定に昇給額が2000円でした＾＾；

どうやらこの会社、ホントに年2000円ずつしか給料が上がらないようです。

去年、2000円の昇給で牛丼が数杯多く食べられます＾＾などと言っていましたが、なんと今年はさらに牛丼が数杯多く食べられるようになりました＾＾

10年で2万円か…、まだこれといって再転職を考えるまでには至っていませんが、これはなかなか経済的にツライですね。

昇進を考えた場合のトラップにようやく気付く

年の昇給額があまりにもカスすぎるため、昇進して給料を上げるしかない。

去年の査定以降、そう思うようになりました。

その結果、いろいろと仕事に打ち込んで成果を上げて周りや上司にアピールしてきました。

結果は標準査定と報われませんでしたが、それ以上におそろしい事実に気づきました。

その事実とは…

会社年齢とはすなわち、その会社で何年在籍しているかといった実力とは何ら関係ない年功序列制度の結晶です。

昇進するためにはそれが必要とのことです、たしかに就業・給与規則にも書かれていました。

入社当初は緊張であまり気にならなかったのですが、よくよく考えてみるとこの縛りがかなり大きく厄介です。

それに最近、気づきました。

そしてこの会社年齢の条件ですが、おそろしいことに中途入社に対する調整は行われません。

つまりは、中途入社で遅く入社すればするほど昇進が遠くなっていくという悪魔のような条件なのです。

これはダメでしょう。

中途入社のモチベーションがあがるはずがありません。

生え抜き社員は新卒時から会社年齢が上がっていく反面、中年で入社した中途入社の社員は入った年が新卒と同じです。

職場で見かける中途入社の同僚の昇進スピードが明らかに遅い理由がわかりました。

なるほど、中途入社は見事に食い物にされていると言えますね。

私はまだ若いうちに転職してきた方ですのでまだマシですが、結構な高齢で入社してきた中途社員は半端なく昇進に対するモチベーションが下がっています。

中年の中途入社社員が入っては辞めていく現象をようやく理解しました。

こんな会社年齢による生え抜き社員との差別なんて、転職活動での求人票では読み取ることなんて不可能でした。

よくよく思い返せば、書かれているモデル賃金の年齢で昇格するには、新卒から会社年齢を溜めていかないと不可能じゃないかと思います。

これから転職活動を行う人には、ぜひともこの点には注意してください。

ただ、注意するといってもコレ…どうすればいいんでしょうね。

ちょっと現実的ではないと思います。

入社してからですと就業・給与規則を確認することができますが、それだと手遅れですしね。

となると転職掲示板のクチコミでしょうか。

しかしそれも、ある一定以下の規模の会社なんてそもそもクチコミがありません、ブラックボックスです。

意図して避けられるものではありません、中途入社の人間にとって回避不可能なトラップです。