上司の自主的なサービス残業が止まらない
退職していく同僚、業績が悪化する会社、昇給2000円、転職活動を開始する同僚。
何かと暗い話題で満たされている毎日ですが、こんな状況で私の上司は何をやっているかといいますと…
自主的なサービス残業で黙々と仕事に打ち込んでいます。
この会社はある意味まったりとしているといいましょうか、サービス残業を強制されることはまったくありません。
また、暗にやらされるような圧力をかけられることもありません。
それなのに、私の上司は朝早くから残業をつけずに出勤し残業をつけずに残って仕事をしています。
意味不明です^^;
上司曰く…
- 俺は仕事ができないから休日に仕事を持ち帰ってでもやらないといけないんだ
- 今の給料に見合うだけの仕事をしていないからこれくらいあたりまえ
- 休日にカフェで仕事をするのを習慣にしている
だそうです。
完全に意識高い系のアレ状態になっています。
あるいは駄目だコイツ…早くなんとかしないと状態です。
私の上司のような状態が、まさにダニングクルーガー効果だと思うんですよ。
ダニングクルーガー効果
能力の低い人物が自らの容姿や発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう優越の錯覚(英語版)を生み出す認知バイアス。この現象は、人間が自分自身の不適格性を認識すること(メタ認知)ができないことによって生じる[1]。1999年にこの効果を策定したコーネル大学のデイヴィッド・ダニング(英語版)とジャスティン・クルーガー(英語版)は、「優越の錯覚を生み出す認知バイアスは、能力の高い人物の場合は外部(=他人)に対する過小評価に起因している。一方で、能力の低い人物の場合は内部(=自身)に対する過大評価に起因している。」と述べている[2]。
(Wikipedia「ダニング=クルーガー効果」)
つまり、なんでもないしがないサラリーマンでしかないのに、まるで実業家や歴戦のツワモノかのように自己を評価してがんばったり説教をしてくるということです。
歴戦のツワモノどころか、むしろ下層側だと思うんですね。
経営者にとっては笑いが止まらないような貴重な人材だと思います。
別にサービス残業を勝手にするのは良いですが、それって結局は自己満足なんですよね。
自己完結して周りの問題は無視
今の上司、悪い人ではないのですがちょっとズレています。
意識高い系の何かを目指しているとは思うのですが、変なところで自己完結しているあまり周りが見えていません。
唯一の救いは周りに自身のサービス残業を周りに強要してこないことですが、これも会社の風土はサービス残業しなくても問題がないだけに自身で勝手に問題を作っているだけだと思います。
上司も私たちとそんなに変わらない薄給なのに自主的に給料を返上して働く意味が私にはまったくわかりません。
もしかして思っている以上に会社がマズイ状況なのでしょうか、あるいは自身の出世のためでしょうか?
まあ、おそらくは後者でしょうね。
ただ、仮に出世できたとして、そのあとにその上司のポジションにつく人はきっと悲惨でしょうね。
自主的なサービス残業によって作られた虚像の成果です。
ゲームで言えばチートを使っているようなものです、誰もサービス残業なしにその成果を出すことはできません。
そう考えると、ちょっと自分勝手で利己的すぎる行動とも言えます。
転職前の会社でもおかしな人はいましたが、この会社でもまた違った意味でおかしな人がいるものです。
唯一の救いは、転職前の会社は攻撃的なおかしな人が多かったのに対して、この会社のおかしな人は自己完結して周りには一応は無害な点です。