婚活に目覚めた20代後半
ダイエットに成功し、何とか昔の体型に戻ることができた20代後半。
あいかわらず、異性とは完全に無縁の生活を送っていました。
しかしながら、この年齢ともなると友人の結婚ラッシュが始まり、否応にでも自身の将来について考えさせられる機会が多くなってきました。
えっ、あんなに自由に生きていたアイツも結婚するの?
1人、また1人と独身仲間が消えていきます。
このままでは、確実に生涯独身になってしまうのでは?
いままでも漠然と理解していたことではあるのですが、この年齢になってそのことがリアルにイメージできるようになりました。
いわゆる、危機感といったものでしょうか。
ある日突然、将来の孤独を急激に意識するようになりました。
生涯孤独の人生。
転職する前の激務な生活では、生涯孤独なんてものはとうに覚悟していました。
しかし、そんな人生が嫌で転職をしてまともな生活に戻った今、本当にそれで良いのかなとあらためて思うようになったのです。
時間はあるようでないような気がしてきました。
茹でガエル現象ではないですが、徐々に浸かっている水が茹で上がってきているような焦りに駆られてきました。
茹で上がり現象の元凶は実家暮らし
自身が茹でガエル現象になっているのではと思った理由、それは実家暮らしにあります。
私は転職して地元に戻ってきてからは、経済的にとても自立できない薄給のため実家暮らしをしています。
この実家暮らしこそが私の危機感を鈍らせている元凶だと気づいたのです。
1人暮らしをしていたときは、誰とも話さず過ごすなんてことはザラで、自身の孤独と直に向き合うことができました。
それに対して実家で暮らしていると、1人暮らしで感じる独特の孤独感とは完全に無縁になっていると感じます。
言い換えれば、1人で生きていくといった現実に対して鈍感になっていると感じます。
しかしながら、両親はたいていの場合は子供よりも先に死んでしまいます。
それゆえ、その後の人生は完全に1人で生きていかなければいけません。
そんなとき、1人で人生を生きていく覚悟があるのか?
それを真剣に考えておかなければいけないなと思ったのです。
今まで散々バカにしていた婚活。
まさかそれに向き合う日がくるとは思っても見なかったですが、どうやらそのときがきてしまったようです。