男性の自殺率が高すぎる問題に関して

最近、いや昔からそうなのですが、日本の自殺率は先進国の中ではズバ抜けて多いです。
毎日毎日、誰かがどこかで自殺しています。
その数や毎年3万人くらいといわれていますが、
3万人は正式に自殺と認定されただけの人数だそうでして、
現実にはもっと莫大な数字になるそうです。
自殺するほどの理由をもっている人には、各個人の深い事情が存在するわけで、
私は他人が簡単にどうこうできる問題ではないと思います。
それよりも気になるのは自殺における男女の割合です。
自殺者の統計は年によって異なるので一概には言えませんが、最近の自殺の割合はおよそ…
男：女＝7：3の割合になっています。
つまり、男性の自殺者は女性の2倍ほどもあるのです。
これに関しては世界共通の傾向があり、
いずれの国においても男性は女性の数倍自殺しているそうです。

なぜ男性はそんなに自殺しやすいのか？
理由は簡単です。
心身共に疲弊しているからです。
仕事、家庭、理由は様々ですが、何かとプレッシャーにさらされることが多いのです。
また、男らしさといった呪縛に縛られ続けてがんばってしまうのも理由でしょう。
男ならば〇〇くらいはしないといけない。
そういった固定観念に縛られて、自身の能力以上に無理をしてしまうのです。

現代の社会において、男性は精神的に追い詰められやすい状況にあります。
加えて長らく続く不景気により、精神的な余裕はさらになくなってきています。

しっかりとした大学に入られなかったら人生オワリ。
しっかりとした仕事に就かなければ人生オワリ。
しっかりとした人生設計を描いていないと人生オワリ。

何かと「しっかりしっかり」といった世間の呪縛に縛られ続けます。
本当は少しくらい気を抜いたところで何も問題はないと思うのですが、
マジメな人ほど思いつめ、結果鬱になり自殺します。

ＴＶなどで…
「お財布の中身が寂しいお父さん方は…」
「世の中のお父さん方はお仕事ですが…」
などの発言をたまに目にしますが、あれも見かたによってはいかがなものかと思います。
メディア自らジェンダー差別発言をしているのですから。
何だかんだで本当の男女平等なんてものはまだまだ程遠いものです。

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