30歳近くになっても初任給と変わらない現実

30歳。
昔は、30歳近くにもなったら、妻や子供がいて、それなりの収入や家を持ち、
仕事と家族を両立させながら普通に暮らしていけるものだと思っていました。
しかし現実はどうでしょう。
その「普通」だと思っていた生活が、
実はものすごくハイレベルな恵まれた生活だったと気づかされます
妻や子供？
私の周りは、みんなこの歳で手取りが20万円以下ばかりの友人ばかりです。
中には、社会保険や国民年金すら払っていない奴だっています。
自分ひとりすら養っていくのに精一杯で、とても誰かを養える状態ではありません。
また、友人たちのほとんどが実家暮らしです。
いわゆるパラサイトシングルというやつですね。
実家を出る気配は微塵もありません。
生涯実家に住み続けると思います。
加えて休みも少なく、ゴールデンウィークやお盆の長期連休すらない人もちらほら。
飲食・サービス業の友人はむしろ長期連休が忙しくなって嫌だと言っています。
まあ、忙しくなってもお金はもらえないですしね…。
せめてお金さえもらえれば、それなりにストレスを発散したり、消費したりできるですが…
時間もお金もなく労働力だけ会社に搾取され続けています。

どんなにがんばっても給料が15〜18万円から上がらず、
延々と同じような月日が過ぎて年齢だけが上がっていきます。

給料が変わらないので、クルマなどの高級品は相変わらず高級品のままです。
金銭感覚は学生と変わりません。
趣味も学生のままで、最近では携帯ゲームやテレビゲーム、アニメにハマっている友人が多く、
給料のほとんどをそれらに使います。
もちろん貯金はありません。
まあ、一般的な同年代の人々がどう過ごしているかは知りませんが、
私の周りを見る限りですと、もはや大人かどうかすらわからない状態です。
しかし、これからもずっと状況は変わらないでしょう。
長らく貧乏な生活を続けていくと、経済面だけでなく気持ちが貧しくなります。
そうなると向上心も何も生まれてきません。
皆、今をダラダラ生きていければそれでよく、何かをがんばろうとは思いません。
むしろ、ここでがんばろうと思えるような人間は、そもそも友人たちのような
ワーキングプアにはならないでしょう。
ダラダラ生きてきたからワーキングプアになるのか、
ワーキングプアから抜け出せないからダラダラと生きるのか。

いずれにせよ人生のどこかでダラダラしてしまった結果が今の状況なのです

若い人たちには、人生のどこかでダラダラしてしまうと…
気づけばワーキングプアの生活から一生抜け出せなくなるよとアドバイスしたいです。
後悔先に立たず。
一度ワーキングプアになるとホント抜け出せません。

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