痴漢冤罪は回避できないのか

男性サラリーマンにとって電車内での痴漢冤罪ほど恐いものはありません。
まあ、考えても見ればあたりまえですね。
今まで積み上げてきたものが一瞬にして崩れ去る可能性があるのです。
ある意味、殺されるのと同じです。
それなので、
多くの男性サラリーマンは痴漢冤罪に巻き込まれなようにあれやこれやと自衛しています。

両手でつり革を持つ、もしくは片手に携帯を持ってとにかく手すきをなくす
極力女性に近づかないようにする、女性が近づいてきたらそっと遠くへ逃げる

毎日毎日、そういったことに神経を尖らせています。
ちょっと神経質すぎるんじゃないかと思われるかもしれませんが、本当に恐いのです。
私が臆病だからかもしれませんが、女性から避けられずに隣に立たなければいけないときは、
本当に動悸がしてしまうほどです。
ライオンなどの猛獣と一緒に電車に乗っている気分です。
気分一つで殺されるんじゃないかとヒヤヒヤするのです。

そういえば、女性に近づかないようにするため、
入り口付近に陣取る方法を試みたことがありました…あれは失敗でした。
入り口付近を陣取ることで片面を壁にして他人との接触面積を極力減らす。
たしかに一見安全のようにも思えるのですが、
ある程度満員の電車になってくると入り口付近に立っていることが逆に危険になりました。
なぜかというと…
女性の駆け込み乗車があるからです。
満員電車で駆け込み乗車をされると、否応にも密着してしまいます。
せっかく女性から離れて車内の位置を陣取っていたのに、
女性の駆け込みでいきなり危険ゾーンに早変わりです。
そうなると、痴漢冤罪の危険性が一気に跳ね上がります。
それゆえ、満員電車の入り口付近は見えない危険ゾーンです。
ホント申し訳ないのですが、女性には駆け込み乗車はしてほしくないです。
確実に周りの男性陣の寿命を縮めています。
女性が勝手に満員電車に駆け込んできて、さらにその女性に痴漢だと言われた日には…
あたり屋か通り魔に襲われた気分になるでしょう。

また、女性の背後に立つのも良くありません。
自身の体があたっていなくとも、カバンやリュック、
傘などが不意にあたってしまう可能性があるからです。
最近は新型痴漢などといって、カバンなどを使った痴漢が増えているなど、
メディアも男性サラリーマンの寿命を縮めるのに必死です。
正直、カバンの先が不意にあたって痴漢などと騒がれたら、どうしようもありません。
満員電車ですのでカバンも避けようがないのです。
不可抗力です。

駅内などではしばしば痴漢撲滅のアナウンスが流れ、
電車内には痴漢をすると人生を棒に振るなどといった主旨のポスターが溢れています。
でも、よくよく考えてみて欲しいのです。
痴漢をすると人生を棒に振るということは、
言い換えれば痴漢冤罪に巻き込まれても人生を棒に振るということです。
痴漢冤罪で人生を棒に振ることになった男性サラリーマンは、
いったい何の罪を犯したのですか？
本当に勘弁してほしいです。
ただ今後、いったいどうしたら痴漢冤罪がなくなるかは検討がつきません。

ちなみに私は以前、傘が女性の尻にあたってしまい危うく痴漢と間違えられかけた経験や、
同じ車両の男が痴漢と騒がれて連れ出されているのを目撃した経験がトラウマになっています。
傘があたっときは死んだなと思いました。
でも、満員電車で身動きも取れない状態だったのです。
誰かが痴漢と騒がれ連れ出されたのも、本当の痴漢だったかどうかはわかりませんが、
恐怖しかありませんでした。
痴漢冤罪に巻き込まれると、あんな感じで連れ出されてしまうのかとリアルに想像できました。

男性専用車両でもなんでも良いので何らかの対策を切に願います。

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