フレックス勤務なのに強制定時出社

フレックス勤務なのに定時出社を強制しないと怒られる。
そんな企業がそこら中にはびこっています。
募集要項にはキッチリとフレックス制度有と書いてあるくせに、
実際に働き始めるとフレックス制度が存在していないのです。
正確には存在しないというよりは、
慣習でフレックス制度は使わないという謎理論がはびこっている場合が多いですね。
なぜ、このようにフレックス制度は形骸化してしまうのか？
理由はいろいろあるとは思いますが、主に次の2つのパターンがあります。
1つは、その部署のお偉いさんがフレックス勤務を嫌っているパターンです。

私はフレックス勤務が嫌いだから、皆もフレックス勤務をしないで欲しい

お偉いさんにこう言われると平社員は従わざるを得ません。
正直なところ、ほとんどパワハラです。
お偉いさんの人格次第で社内制度が決まってしまうため、
結果としてフレックス制度が存在する部署と存在しない部署が生まれます。

もう1つは、フレックス勤務が存在しない他部署からの嫉妬により消滅するパターンです。
これは、特に同じフロアに複数の部署が存在している事業所などでしばしば起こります。
もちろん、これは完全な妬みが原因です。

あいつだけ遅くに出社してズルい！
俺は早くから出社しているのだから、他の部署も早くから出社するべきだ！

そういった逆恨みに近い考え方から、他部署にクレームをつけてくるのです。
加えてやっかいなのは、この種のクレームをつけてくる場合、
そのまま難癖をつけるとトラブルの元になりますので、
何かと大義名分をかざしてクレームをつけてくる場合がほとんどです。

朝型勤務を推奨した方が会社全体の能率が上がりコストダウンになる
社員全員の勤務時間を統一することで全体の統制につながる

などの美辞麗句をのたまう場合が多いですね。
もちろん、一見会社のことを考えているようで実のところ単なる妬みでしかありません。

フレックス勤務制度、私はどちらでもよいと思っているタイプですが…
フレックス勤務を適用している部署が激務な部署で、
フレックス勤務を廃止したい部署が楽な部署の場合は社内で軋轢が生まれるでしょう。
言うまでもなく、フレックス制度を廃止された激務な部署のモチベーションは半端なく下がり、
朝型勤務によるメリット以上の悪影響を及ぼすのは目に見えています。
本当は上層部がしっかりとその辺のバランスを見極め、
うまくガス抜きをさせるべきなのですが、そんな優れたな人間なんてそうそうおりません。
たいていはグダグダな状況になって皆が不幸になります。

フレックス制度すらまとめられない会社なら、
フレックス制度を廃止して求人票にもフレックス制度なんて書かなければよいのです。

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